どうも、普通の人です。
デッサン詰めの苦しい予備校生活を乗り越えて、受験を突破し、美大生になったにもかかわらず、
無駄な4年を過ごしてしまいました。
胸を張って紹介できる作品も作れなかったし、得たスキルもありません。
卒業した現在、「美大で何を学んだのか」「本当に美大生だったのか」わからず、ただの普通の人になってしまいました。
現役のみなさんには、そうなってほしくないので、過去の自分に言いたいことを書いていきます。
4年なんて本当にあっという間です。ぜひ美大を満喫してください。
受動的だった
受験生の時は「美大に入りたい!」が原動力だったので、美大に合格した時点でもうゴールでした。
ただ授業を受けて、出された課題をやって…そんな毎日でした。
自分から動いて制作したり、知識を吸収したりしなかったんです。
美大にはいろんな情報が転がってます。小中高と違ってアナウンスしてくれません。
・構内に貼られたチラシを見る
講習会やイベントの情報が載ってます。
知識や教養を深めたり、知らない世界に飛び込んでみるのも良い経験だと思います。
・作品を発信してみる
芸祭でも学外のコンクールでも何でもいいです。
ただ作品をつくるのと、人に見せられる形にするのは全く違います。
作品を完成させて人に見てもらう経験は、今後も役立つだろうし、なにより自信になります。自分にはできませんでした。
・イメージ ライブラリを活用する
ムサビの「イメラ」では、昔の貴重な映像作品から、現代の一度は見るべき映画が視聴できます。
ジブリやディズニー映画、特撮や海外作品まで本当に色々あります。
TSUTAYAのようにレンタルもできます。イメラを使い倒さないと損です!
・コミュニティを広げる
自分もコミュ障ですが…人の輪に入ってみると世界が広がります。サークルとかゼミとか、芸祭で何かやるとかね。
今後のコネとしても、人脈を広げておくと何かと有利です。
バイトしてしまった
生きてく上でお金は必要なので、バイトは絶対悪ではありませんが…ほどほどにしようぜって話なんです。
自分は週5,6でバイトしていて、授業が終わるとすぐに帰ってました。
美大では授業を受けるだけだったんです。本当にもったいない!!
帰宅は22時過ぎで、お風呂入って明日の準備したら、自由時間もないです。
絵の勉強したり、いろんな作品を見たり、できることは山程あったはずです。
バイトは時間を売る行為です。
バイトで貯めたお金のおかげで今の生活があるものの、美大生から離れた普通の生活です。
別に美大を満喫したからって、必ずしも制作職に就職できるわけではないけど、でも制作職に就いた知人を見ると「いいなぁ」って思います。
長期休み何もしなかった
美大の夏休みは1ヶ月ですが、冬~春休みは4ヶ月くらいあります。
長期休みもバイト三昧でした。夜勤務だったので夕方まで時間があったはずなんですが…
何をやってたか思い出せないんです。つまり、大したことしてなかったんです。
時間があるんだから個人制作すればよかったのにね。「次こんなの作りたいな~」と考えるだけでもいいんです。
ちょっと北海道に行ってみようかな、でもいいんです。今や格安飛行機で安く旅行できますからね。
まとまった時間があって、自由に動けるのは学生の内だけです。
社会人になったら毎日が仕事で過ぎていきますよ。落書きですら満足に描けません…。
先のことを考える
日頃から次につくりたい作品を考えてみましょう。
それと、ちょっとでいいので「美大を卒業したらどう働きたいか」も考えてみてください。
具体的に職種が決まってるなら情報収集したり、関連した授業をとればいいですよね。就活の時期が来たらスムーズに動けるかも。
将来のイメージがないなら、それこそいろんな知識に触れて、いろんな経験をしてみてください。
自分は何の仕事がしたいのか分からないまま4年生になってしまったので、就活が上手くいかず途中でやめてしまいました。
かといって就活で一生モンの仕事を見つけなきゃ!ではないです。違うと思ったらどんどん変えて探したっていいんです。
時間を大切に!
今までブログを書いてきましたが、一番伝えたいことは今回の内容です。
高い学費払ってるんですから、だらだら過ごすよりも自分から動いて、いろんな経験をしてください。きっと糧になりますよ。
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