映像学科卒の普通の人です。
自分の代の話なので、今は体制が変わってるかもですが…
良いところも悪いところもぶっちゃける!
授業内容
映像学科という名前ですが、幅広く学べる学科です。
実写、アニメーションだけでなく写真、プログラミングなど様々な授業があり、興味のあるものを選択します。
色んなことを学べるのは良いですが、本当に学びたいことを集中的に学べないのが難点です。
卒業に必要な単位を満たすため、嫌でも興味のない分野を履修しなくてはいけません。例えば…
1年
クラスに分かれて写真・アニメ・Flash・実写をローテーションで学ぶ。
2年
必修のドラマ授業がある。後期は選択授業で同じ分野は取れない。取れても回数上限がある。
3年
学びたい分野を1つに決め、進級制作に向けてゼミっぽい授業を受ける。
4年
ゼミに入って卒業制作。
自分は色んなことをやりたかったので、よかったけど…アニメ以外が肌に合わな過ぎて苦痛でした。
アニメーション専攻から見た映像学科
1年
初めてのアニメの授業は美大に馴染もう!って感じで、グループに分かれてコマ撮りアニメを作ります。
入学したてで希望に溢れていた時期。楽しかったなぁ…(遠い目)
2年
これが酷い内容で、2年にもなってパラパラアニメを作ろう!だよ。
デジタル作画じゃなくて、使っていいのは紙と描写用具のみ。音なしモノクロ。
待ちに待った年内最後の授業なのに拍子抜けする内容で、アニメを学びたかった自分は呆然としました。
あれ…2年も経ってこれしか学べないの?
3年
やっと1年間アニメ授業になる…と言っても、後期の進級制作に向けてネタ出しをして前期が終わります。
外でスケッチしたり、粘土をコネコネしたり。3年にもなって何やってるんだろう。
アニメーションらしい授業をしたのは、進級制作後の3年最後の授業です。
グループに分かれてデジタル作画したりCGしたり、まさしくアニメを作ります。
というわけで、「アニメをがっつり学びたい人は専門学校に行った方がいい」と思いました。
作画など技術的なことを教わってないのに、いきなり作品提出を求められるんだよね。
良いところ
専門学校は一分野に特化してるので心変わりできないけど、美大は色んな分野に触れて刺激を貰い、視野を広げることができます。
実写のシナリオをアニメに活用したり、他分野を融合して作品を良くできる…かもしれません。
また、各分野のプロフェッショナルな教授陣からアドバイスを貰うことができますよ。
…え?これだけ?
美大は生徒が自主的に動くところです。良くするのも悪くするのも君次第さ!
学科の雰囲気
自分の代は、男女仲も同性同士もまずまずかな。
うおー盛り上がっちゃおー!って感じじゃなくて、距離を保ったクールな感じ。
基本みんな優しい人達で、ほんわか和やかな雰囲気。
エネルギッシュで元気な人達もいる。美人さんもいる。
ゼミ
アニメゼミの先生と馬が合わなかったので、CGゼミにしました。
この年は、他のアニメ勢も違うゼミに行くのが目立ちましたね。
CGの先生はフリーダムな方で、手描きアニメの自分も快く迎えてくれました。
ゼミ室にカップ麺やケトルを常備したり、プロジェクターを使ってゲームしたり、鎌倉からの中華街でご飯食べたり、鍋パしたり。
卒制しろ!って感じだけど、すごくすごく楽しい学生生活でした。詳しくはこちら↓
みんなと会話して刺激や発想が欲しい人は、ゼミ室があるところを。
1人黙々と作業したい人は、面談式のゼミを選ぶといいですよ。
もっと映像学科をぶっちゃける!
関連記事
-
2024/08/21
【おたよりメール】会社をやめて派遣社員になりました。結果とても幸せです!
-
2024/08/13
【すずめの戸締まり】ダイジンの行動の考察と、大震災を扱うことについて
-
2023/01/29
【メール相談】絵が描けないとバカにされたり、文化祭等で何もせずに終わるのでしょうか…